地震の報告
ブログは9月のキーナイ旅行の途中ですが、11月30日にアンカレッジで起きたマグニチュード7の地震の報告をさせてもらいます。
たくさんのお見舞いメールを頂きました。
私達の事を気にかけてもらって、ありがとうございます!
家族みんな無事です。
と言うか、道が壊れる程の大きな地震であったものの、死人ゼロ深刻な怪我人ゼロというのは、危機の中でもミラクルです。
拾った上の写真の道なんて普段よく通る場所ですが、この赤い車の人、ちょっとでもずれてたら大惨事だったのに。
よくぞここで止まってくれた!
夏によく通ったキーナイまで続く、ターナゲンアーム沿いの道。
ここは落石で、こんなに危ない状況。
上からこんな大きな岩が落ちてきて、走る車に直撃してたら大変な事だったのに。
アラスカ人は強い!サバイバル能力に優れている。
未だに1000回を超える余震中。学校などの施設は機能してませんが、みんな助け合って、冗談も言いあって、なんとか凌いでます。
11月30日。
朝の7時にリーガンが片道20分の高校まで次男をおくって、家に帰ってきてました。
普段ならそのまま仕事に行くところ、その日は準備がまだ出来てなかったので、1度自宅へ。
家には、自分の部屋にいた長男とリビングルームにいた私達の3人。
8時半に、突然揺れました。
すぐにおさまる地震かと思ったのに、揺れがだんだんと大きくなって止まらない。
ワイングラスが全部落ちてガラスの壊れる音が響き、棚に置いてあった観葉植物もガシャーンと落ちて割れた。
ぎゃーって叫んだわ。
家が壊れる?
咄嗟の判断って、難しい。
逃げるの?どうするの??
リーガンが、
「大丈夫。落ち着いて。ここが一番安全。」
と言うのを聞き、その場にしゃがみこんだ。
「ムサシは?」
揺れてる中リーガンが確認しに行くと、ムサシはベッドの下に隠れてたって。
良かった。家族みんないて。
アラシは学校だから、安全なはず。
しばらくして揺れが止まって、アラシからテキストメッセージが来た。
「みんな大丈夫?」
ここよりも、街中の方が揺れが酷かったみたい。
アラシ達はその時、授業中で図書館にいた。
大きな音を立て本棚が次々と倒れ、コンピューターのモニターもひっくり返って、天井は落ちてきてた。
電気は消えてアラーム音が響き、そしてガス漏れの匂い。…散々な状況だったらしい。
でも、訓練されてたからか、先生も指示が的確でみんな正しい行動をしてすぐ外に避難した。
学校は即、クローズとなった。
迎えに行く親で、道は大渋滞大混乱。
友達の親御さんが一緒にアラシを連れて帰ってくれたので、助かった。
こんな中ですが、その翌日は友人のズンバインストラクターの誕生日ダンスパーティーの予定だった。
「中止になるの?」
とメールしたら、
「なんで?中止にする理由がない。やるよ、踊るよ!」
というこたえ。
クラリッサ~💜
流石!前向き!!
こんな時こそ、ズンバパワー必要。
分かりました。約束どおり、カップケーキタワー作って行きます。
クラリッサのダンスパーティー、めっちゃ楽しかった。
1時間のタンゴレッスンの後は4時間のぶっ続けズンバ!
踊りまくった。すごい笑った。
もう余震があっても分からない。自分が揺れてるから!!
夜中の1時まで踊り続けました。翌日足が痛かった。
こんな調子で、明るくやってます。
色々壊れて大変だけど、クヨクヨしてたってしょうがないので、前向いていきます。
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