キングサーモンフィッシング 2日目



翌朝は6時出発だった。

広いキーナイリバーに朝焼けの淡い色。
胸にぐっとくる眺め。




8年前にチャーリーリバーに川下りに行った時、私は川が好きなんだと思った。その川の中でも一番好きなのが、この氷河色のキーナイリバー。

見てるだけで幸せな気分になる川だったけど、ここで鮭釣りをしたらもっと幸せという事を今年知ってしまった。



そんな事を思っていたら、最初のポイントでいきなりYさんの次男くんにヒット!




キターーーーーー!







急いでリールを巻き、全員の竿を上げネットを立てて見守る。



激しい戦いだった。
鮭はあっち行ったりこっちに行ったり。
それに合わせて、次男くんは船の中を動き回る。
Yさんは舵を取り、鮭が船の下に入り込まないように操縦。


釣り歴10年11歳の次男くんは一人でキングも上げられるので、アンカレッジ組3人は邪魔にならないように船の中を移動して見守るだけ。


スキルはあるが体重がない次男くん。
重いキングを上げるのに苦戦中!



やったー、釣れた!
長い戦いの末、キングは網の中へ。

デカい!!
大きくて赤いキングだった。


Yさんの目測によると、45パウンドから50パウンドぐらい。(20.4kg〜22.7kg)





うわー。すごかった。
このファイト見られてよかった!




キングをキープ出来るのは、1人1日1匹。そして年間2匹だけ。



毎日ここで釣りをしているYさんと次男くんは、釣ってもほとんどリリースする。
リリースする魚を水から上げてはいけないので、網の中で釣り針を外し、リリース。

とっていいのは写真だけ。




それでも毎日、早朝から釣りをする。
大切なのは物ではなくて、この時間と経験。
…深いな。




そうしてるうちに、今度はムサシの親友コーナーの竿にヒット。






おおおお!
テンション上がる!!




必死なコーナーに、Yさんのアドバイス。
「OK!リラックス!」


無理無理!それはちょっと難しい!リラックスなんか出来ない!!
私の手にも汗。






コーナー、リールを巻きながら竿を上げたり下げたり。
Yさんと次男くんが付きっ切りでサポート。鮭を追いかけみんな必死。




すごい。
興奮する。
これだからみんな釣りをするのか。



長いファイトの後、とうとうキングが釣れた!



すごい!大きいキング!!



みんな大興奮。
こんな大きな魚がこの川に。



うわー。
今日は朝から忙しい。
釣れそう!期待大!!


一度竿を上げ、今度は違うポイントへ。
Yさんが魚探を見ながら、魚がいそうな場所を探す。





そして今度はムサシに当たりが。



全員が急いでリールを巻く。



ムサシの竿に手応えがなくなり、一瞬ばれた?と思ったが、更に巻くと強いひき。


フィッシュオン!
魚はデカいぞ。





Yさんが優しくムサシを励まして、教えてくれる。
竿を上げてはリールを巻き、それを繰り返す。
次男くんが魚の位置を確認して、次の動作を指示してくれる。
なんて素晴らしい親子サポート!これなら釣れるはず。




鮭は数回水上をジャンプし、みんなの興奮を煽る。

そして長い格闘の末、とうとう釣れたーーー!



でかっ!!


44パウンド(約20kg)のキングサーモン!釣れました!!







素晴らしいチームプレイだった。
大きな獲物獲得。
みんな自然と笑顔になる。





そして残るは私1人。
3人釣れ、出す竿も減った。


私のとYさんのと次男くん(リリース)の竿。


もうどの竿に当たりが来ても、私が上げていいからと言われ、緊張が走る。





ちょ、ちょっと待って。
わわわ、どうしよう。緊張するわ。
リールインって何だっけ??

掛かった時のため、その後の動作を頭の中でイメージトレーニング。






そしてきました。
私にも当たりが。


夢中でリールを巻いた。
腕が張る。
鮭との格闘。



Yさん親子のサポートのお陰で、釣れた私の初めてのキング!



「小さい。」

ムサシに言われたど、それは比べるからだ!
この鮭だって2.5kgのなかなかいいサイズだよ。



それにしてもこのサイズ上げるのも大変だったのに、どうやってあんな大きな鮭を上げたんだ?




岸に戻り、Yさんが綺麗に鮭を捌いてくれて、アンカレッジまで持って帰った。
キングサーモンは脂が乗って、これ以上にない美味しさだった。






すごくすごく楽しかった。
キングが釣れて幸せ。あんなすごい経験が出来て幸せ。






だけど正直に言えば、1日目の大きなキングのひきが忘れられない。

あのサイズのキングをいつか釣りたい!




きっとこれが、釣り人が川に帰ってくる理由なんだろう。鮭が川に帰るように釣り人も帰ってくる。
来年のキングも期待してます!Yさん!!

キングサーモンフィッシング 1日目


詳細は言えないが、かっこいい大人のYさんまたキングサーモンフィッシングに連れて行ってもらった。


前回の釣りから2週間。
この時期釣れれば大きいサイズが期待できると聞き、どうしても行きたくてまたお願いしたのだ。





「30パウンドを越えてくると、とんでもないファイトになるので…。」
という言葉。



とんでもないファイト!
何それ!?

とんでもないファイト見たい!出来る事ならとんでもないファイト、経験してみたい!


おお~。
考えただけでワクワクしてきた。


3人しかボートに乗れないという事で、今回参加させてもらったのは私とムサシと、ムサシの親友のコーナー(どちらも16歳)。
みんな釣りの初心者。




4時間近く運転し、前日の夜10時半に到着。
2週間ぶりに会ったYさんとYさんの次男くん(11歳)の肌は、いい色に焼けていた。毎日朝から釣りしていたと言う。

「明日は、朝4時に船を出します。」




4時!
早っ。


分かりました。
これは遊びじゃない。本気だ。
いや、遊びだけど本気の遊びだ。
興奮してほとんど眠れないまま、4時になった。



翌朝、夜明け前のキーナイリバー

おお~美しい。
水面に靄が浮かんでて、なんとも幻想的。

こんな美しい景色を見られただけでも良かった。この時点で満足。





朝6時にはガイドの船が出てきて混むから、それまでに川に出て釣りを始めたいという事らしい。

それでも4時にはキーナイ川に何艘も船が走り、キングを狙っていた。
この前の川の様子とは違う。






釣りの仕方はバックトローリング。
釣り糸にルアーを付け、船を走らせて魚がかかるのを待つ方法。

これは、ただ船を流していればいいだけではなく、魚の動きを読んで魚が来そうなポイントを狙わなくてはいけない。
船を操縦する人のスキルが大きく関わってくる。



Yさんはすごかった。
ここというポイントに入り込み、周りの船を見ながら華麗に操縦する。

船を動かしながら色んな所に気を配り、一度にたくさんの事を器用にこなす人。さすがトローリング界のカリスマ。



Yさん、会社をたくさん持つ社長さんだからすごく忙しい人なんだけど、時間の使い方が上手。

大事な事だけに時間を費やす。迷っていたり心配する時間がもったいない。


その大事な事というのがこのアラスカでの釣り2ヶ月間だったり、子供と過ごす時間だったり、芝を最初から作る事だったり。
そういう事の方が、仕事の付き合いのパーティーやゴルフよりも遥かに大切な事。




話していると、本当に驚く。
いい事をポンポン言う。行動がかっこいい。全てのスケールがデカい。


びっくりした。
情熱大陸見てるのかと錯覚した!



確実に私のこれからの人生に、よい影響を与えてくれる人。

こんなすごい人に出会えて良かった。
16年間ブログ作っててよかった。



ピカピカ輝くルアー達。
美しい。



次男くんが船の中で組んだルアー。
可愛い。このまま窓辺に飾りたい。

この次男くんもすごい。
初めて一緒に船に乗ったが、釣りを熟知している。船の上で、素晴らしいサポートと働きを見せてくれた。


11歳だけど釣りの経験10年。
なんという釣り英才教育。こんな小学生、見た事ない。


もうこれからは子供扱いは出来ない。
師匠か先輩と呼ばせてもらいます。



その日、何回かかかったものの、逃げられたりしてキングは釣れなかった。



一度ヒットすると、みんなが忙しい。
引っかからないように、出ている竿の糸を全部巻かないといけない。

固定されてるロッド(竿)を外し、リールを早く巻いて上げないといけないが、その動作が難しい。早く巻けない。
焦る焦る。



竿が上がると今度はネットを立てて、周りの船にファイト中だという事を知らせる。
そうすると、周りの船が避けてくれる。


魚が動き回って船の下とかに潜ると糸が切れる事もあるので、船を上手く操縦する。




Yさんが、チームワークがないと取れないと言っていたのだけど、確かに。
次に自分は何をしたらいいのか、ちゃんと把握してないと。




そして遂に、私担当の竿にバイト!
何が何だか分からず、夢中でリールを巻く。


大きなキングだった。
すごい力で引っ張ってくる。


強い。
腕が張る。
巻けない。
めちゃめちゃ強い。



Yさんと次男くんに教えてもらってあげようと努力するが、かなり難しい。重い。上がらない。




身体は興奮状態。
うわわわ。
何だこれ。アドレナリンが出る!
楽しい!超興奮!!!





キングは、もう少しでというところでバレてしまった。


バレてからも、興奮冷めやらず。
もう、うわーと叫びたい!
いや、実際叫んでいたかもしれない。覚えてないが。



こんな大きな鮭が、この川にいるとは。
世界中の釣り人が、このキーナイリバーに集まる理由が分かった!


これか。とんでもないファイトというのは。
逃げられても、幸せ。
ナチュラルハイ。ずっと興奮状態だった。






「あーあ、何でママ逃すの?大きかったのに!!」
そんな興奮状態を冷ますかのように、ムサシが私を責める。




え?
私が悪いの?



それでもいいや。
あんな引きを経験出来て、幸せ。
明日は必ず釣る!



その日は戻ってバーベキュー食べて、ぐっすり就寝。
キングサーモンフィッシング、翌日も続きます。

キーナイ川で鮭釣り


先週末、キーナイ川にキングサーモンフィッシングに行ってきた。



あるすごい人とお知り合いになれて、その方のキーナイの別荘に行きボートに乗せてもらったのだ。





名前は言えないが、たくさんの大物を釣り上げ日本記録も持ってられるプロの釣り人Yさん。
そして色んなビジネスをされてる社長さん。
初めてお会いしたが、とてもかっこいい大人だった。


こんな人と出会えるなんて!アラスカに住んでてよかったー。


家の前からすぐボートが出せるという、そしてそれがキーナイリバーという、なんとも贅沢な環境。



まずは私はお留守番で、男達だけで釣りにゴー!

なんてかっこいいボートなんだ!
そしてこの景色!!

この美しい景色にボートが映える。


あー、美し過ぎる。
写真撮りながら思わず何度も
「綺麗!」
と叫んでしまう。
本当に素晴らしい景色だ。






素敵な別荘で勝手に寛いでいると、3時間後にみんな帰ってきた。


うちの家族、みんな満足顔。
キーナイリバーすごく綺麗だった、色んな鳥がいっぱいいたと言っていた。



魚の方は、小さなキングサーモンが一匹。


おお、綺麗。
小さくてもキングサーモン。


夕食はバーベキュー。
美しい緑の中で食べる、牡蠣やキングクラブやスペアリブ。これ以上美味しいものはあるの?

翌朝の釣りは6時出発だった。


きっと子供達は寝てるだろうと思ったが、2人ともパッと起きて用意した。
これは昨日のボートが相当楽しかったに違いない。



ボートに乗り、出航。

最初から、ワクワク感が止まらない。
大好きなキーナイリバー。
でも今まで、こんなキーナイリバーの景色を見た事ない。9年もアラスカに住んでるのに。

大きな川の方に行くまでに、ダックがたくさんいた。

可愛い赤ちゃん連れの家族の横を通って進む。
なんてピースフルな、なんてリラックスな場所なんだ。




水の色がグリーン。
上流のクーパーランディングの方よりは濁っているというものの、やっぱり綺麗。


ああ、気持ちいい。幸せ〜。
もう鮭釣れなくても、全然いい。
すでに大満足。



釣りの方は、トローリングというスタイルだそう。



船の中の物が、全て珍しい。

ルアーも綺麗。
私の好きなクラフトみたい。


あ、あそこに鳥が!
鳥好きのリーガンが指差す方は、いつも変わった鳥。




ボートには6時間乗っていた。

Yさんの話はとても興味深くて面白かった。驚きの連続だった。

やっぱり人の上に立つ人は違う。考えも経験も違う。
若い時から自分で人生切り開いていってる。





Yさんすごい立場の人だけど、とっても気さくでとっても自然で、超爽やか。
そして、すごくいいお父さんだった。




Yさんリラックスして話してても、突然動き出す。


魚がかかったらしい。
舵を取り、船を急に動かす。





…全然気付かなかった。
話しながら、目はいつも竿を見てたんだ。

ムサシが慌てて釣り上げた。

また可愛いサイズのキングサーモンだった。





天気も良くなり青空が広がるキーナイリバーの船上。


あーなんて幸せな時間。
素敵な週末が過ごせた。
プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活19年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

ズンバクラスのページ






*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
AKiroiro@gmail.com
まで。







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AKiroiro@gmail.com



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