アラシのバースディケーキ

土曜日は、アラシの5歳の誕生日だった。
すでに保育所でパーティーをしてもらっていたので、今年は家族だけでささやかにお祝いをしようという事になった。

誕生日のケーキ。
恒例になりつつあるが、リーガンが手作りすると言う。
リーガンは前日の夜に、インスタントのケーキをなんと5つも焼いた。

そして難しい顔をして、ノートにデザインを書き出している真剣な姿。
いったい、どんなケーキが出来上がるのやら・・・。

当日、朝からリーガンと子供達はケーキのデコレーションに取り掛かった。

ケーキのテーマは、「ウォークラフト」だそう。何やら知らないけど、3人が夢中になっているコンピューターゲームの事らしい。
その世界を、ケーキで表すそうだ。

家の中にある物で、使えそうな物をテーブルに並べ、考える事数分。
リーガンが、ケーキにフロスティンを塗リ出した。
エメラルドグリーン。
日本では、食べ物の色としてはありえない色だ。

そしてムサシが、「ゴールドマインド山」に、キャンディーコーンを埋め込んでいく。
道にはビスケットを置き、プティングに色を付け、川を作る。
原っぱを表すために、シリアルを潰し粉にして、フロスティンの上に蒔いた。


徐々に出来上がっていく、ゲームの世界。
3人は、この上なく真剣だ。

そしてデコレーション開始から5時間後、ついにケーキが完成した。
じゃーん。全体像は、こちら↓
アラシ、大喜び!

キャンドルに点火するため、仕掛けておいた紙に火をつけると、うまく5本のキャンドルに火がついた。

ムサシのギターにあわせハッピーバースディを歌い、甘いこのケーキを食べたのだった。

山のクリスマスツリー

スワードネタをもう一つ。

山の中にクリスマスツリーを見付けた。

見えない?
では、拡大写真を。

山の中腹にある、このクリスマスツリー。
スワードの街から見上げる事が出来る。
ここまで電気を引っ張ってくるのも、大変だっただろう。

冬の海に飛び込むお祭り その1

アンカレッジから車で3時間ほどの、人口3000人の小さな町スワードで、「ポーラーベア ジャンプ オフ フェスティバル」が開催されると聞いた。
なんでも、「仮装して海に飛び込む」事がメインのお祭りらしい。


アラスカの、冬の海に飛び込む?

マジですか?



そんな楽しいおバカなお祭りは、見逃すワケにはいかない。
私達は前の晩から泊り込んで、そのお祭りを楽しむ事にした。


スワードには初めて行ったが、可愛い港町だった。
朝はレストランで、フレンドリーなローカルの人達との会話を楽しみ、アラスカ・シーライフ・センターで、クジラサイズの大きなトドにびっくりした。

そして、11時半からダウンタウンでパレードがあるというので行ってみると、ヘンテコな人達がいっぱい!

お魚ガールズ

お花な人々

海賊軍団

医療関係者


そして、ペンギンを乗せたトラックを先頭に、パレードが始まった。

パレードしてる人達は、お菓子やビーズのネックレスを投げながら歩いているので、白い雪の上には、キャンディーが散乱。
それを子供達がキャーキャーと騒ぎ、拾う。

ベリーダンサーのお姉さん達


バイクの花嫁は、目に青あざの化粧をし、出っ歯を口に入れていた。

この人は、いったい何の仮装?

気になって聞いてみると、腕を横に伸ばし、
「碇!」
と叫んでいた。
確かに。イカリマークだ。

タコの浮き袋を持ったおじさん。
雪の中を、生足。
見てるだけでも寒そうだ。

そしてこの団体は、氷が浮かぶ寒い海に向かって歩いていったのだった・・・。

冬の海に飛び込むお祭り その2

さて、パレード集団が向かった先は、船の並ぶ港。
そこからこの人達は、氷の浮かぶ海に飛び込むのだ。

すでにそこには、たくさんの人達が。
この大騒ぎを見るために待ち構えていた。


実はこのお祭り、誰も彼もが海に飛び込めるわけではない。
飛び込みたい人は、アメリカ癌団体に寄付するお金を集めなければいけない。
ただ楽しいだけじゃなく、とても意義のあるお祭りなのだ。

飛び込んだ人の中には、癌を克服した人や家族や友人が癌と戦っている人が、多くいた。
癌経験者は、
「癌を乗り越えた事を考えれば、こんな水の中に飛び込む事なんて、なんて事ない。」
と言っていた。

いや、それにしてもこの氷の浮かぶ、海だ。

見るだけでも、恐ろしい。
おまけに雪も、降ってきた。
こんな所に本当に飛び込んで、大丈夫なのか?


その中にやって来た、バイク野郎達。

まずはアナウンスしてもらい、自分をアピール。
歓声が上がり、盛り上がる観客達。

そしてみんな一斉に、海にジャーンプ!

おお~。
大きな拍手が沸きあがった。

バイク野郎達は水の中にいたダイバー達に助け上げられ、タオルに包まってブルブル震えながら退場していった。


その後、たくさんの人達が、次々と海に飛ぶ。

シェフもジャンプ!

今年の6月に結婚する予定の女性が、
「まずはアラスカの海に飛び込んでみてから結婚する。」
と、ジャンプ。

バスケ選手はボールをパスしながら。

飛ぶ!

飛ぶ!

飛ぶ!

この寒いのに、ビキニの女性。

ポーズをつけ、ますます大きな歓声が上がる。

ペンギンが飛び込むのは・・・

ここでは違和感ないな。

あの、タコの浮き袋を持った人達もジャンプ!

そして、タコも大きくジャーンプ!!

かなり楽しめたお祭りだった。

アラスカのゴミ収集車


アメリカに来た最初の頃は、ゴミ収集車がゴミ箱をそのまま持ち上げてゴミを集める大胆さにびっくりしたのだけど、アラスカの収集車はもっとすごい。

ゴミ箱の前は雪の山。
いったいどうするのかと窓から見ていたら、持ち上げたゴミ箱を使って雪を押しのけていた。

なんと豪快な!

運転手さんの技術もすごい。
ゴミ箱を持ち上げたまま縦や横に車を動かし、自由に操っていたのだから。
アラスカでは日常の生活の中に、驚く事が山ほどあるな。

義理ママ、アラスカに上陸!

リーガンの母スースーが、アラスカにやって来た。
アラスカのベッソルに住んでいる義弟のドーソンの家に行く途中、アンカレッジにも3時間だけ寄るそうだ。

スースーは、世界一かわいらしい60代女性だと思う。
いつも笑顔でいつも優しい。何も言わなくても、彼女の側に行けばホッとくつろげる人だ。

最後にスースーに会ったのは、ドーソンの結婚式の時。もう1年半も前の事になる。
みんなスースーが大好きで、みんながスースーと話がしたい。
スースーにアラスカの色んな物が見せたい。
しかし限られた時間は3時間。その時間をすべて有効に使かわなければいけない。


時間は少ないのに飛行機は30分遅れ、飛行場に迎えに行ったリーガンと共に家に着いたのは午後3時15分。
とりあえずコーヒーを出し、私はムサシの学校に迎えに行った。

ムサシはどうしても、スースーにギターを聴かせたいそうなので、帰ってカバンを置いてすぐにギターに向かった。

得意気に弾くムサシと、優しく聴いてくれるスースー。
あっという間に時間が経ち、まだ弾きたりないと言うムサシを引っ張って、そのまま車に乗り込む私達。

リーガンが、日が暮れる前にアラスカの綺麗な景色を見せたいと言うのだ。
飛行場におくる時間まで、もう2時間はきっている。

車は猛スピードで、アンカレッジから南の方向に走っていく。
ターナゲン入江に浮かぶ流氷や、岩に張り付く氷の柱や、銀世界の中で凧揚げしている人や、そんな光景を後ろに流しながら、車はどんどん走る走る。

車の中では、会ってなかった時間を埋めるかの如く、リーガンとスースーが息つく暇もなく話している。
30分走り、ベルーガポイントで車は止まった。
しかし、止まったのは20秒だけ!
車はすぐにUターンをした。

いったい、窓の外は見えているのか?
べつに場所は移動しなくてもよかったのではないか?

その日は5時半から、ムサシのギター教室がある。
このまま教室に向かうと思いきや、車はダウンタウンへ。
リーガンの仕事場に到着した。

「10分しかないから!」
と言うリーガンの言葉に、みんな走ってオフィスに向かった。

時間がないので、写真はエレベーターの中で。

(しかしリーガンとスースー。本当によく似てるな。)

オフィスで、リーガンの同僚の人達に挨拶して、そしてまた走って車へ。

なんだ、これは?運動会か??
忙しすぎる。
そんな2時間で、アンカレッジを全部見せようとしなくても。

「この忙しさが、うちの昔からのやり方だな。」
と言うリーガンに、スースーも笑ってうなずいてる。
確かに。
この家系は、いつも忙しいスケジュールを組む。


そして車はギター教室へと向かい、私とムサシがそこでスースーとハグしてサヨナラ。
車はそのまま、スースーを空港へとおくりとどける。

ギター教室が終わり、やっと家に戻り、夕食を食べていたら、ドーソンから電話が鳴った。
スースーがベッソルに到着したらしい。
さっきまでここにいたスースーと、ウェブカメラでみんなで話す。

めちゃくちゃ忙しい再会だった。

初めて寒さに参った日


昨日の朝。
起きたら気温は-30℃だった。


マイナス30℃!

寒いのにもホドがある!!


暖房かけてる家の中にいても、足が痺れてくる寒さだ。


子供達を起こし用意して、ジャケットを羽織り、先に外に出た。
車のエンジンをかけ、しばらく暖めておくためだ。


ところが・・・。
エンジンがかからない。
車はビクともしない。

ムサシの学校の始業時間も迫ってくるし、どうしようもなくリーガンの職場に電話した。


リーガンは寒い中、駐車場から10分外を歩いてようやく仕事場に着いたところだったらしい。
半分キレかけのまま、こう言った。
「車のライトでもつけっ放しにしてただろう。」

違う!そんなわけない。
寒いから車が動かないんだよ!
プラグインがないからだよ!

プラグインとは、コンセントに繋げて車のエンジンを温めているこんな物↓

他のコンドの住人は、みんなこれを付けている。
アラスカの寒さではこれが必要と言われてたのに、リーガンがいつものごとく、「大丈夫、大丈夫。」と気にしていなかったからだ。


その後リーガンは、30分かけて家にとんぼ返り。
無事私の車もエンジンがかかり、ムサシを学校に連れて行った。

学校の事務室に遅刻の手続きをしに行き、
「車が動かなかった。」
と言ったら、
「寒いからね~。」
と、すぐに笑顔で納得してくれた。


アラスカに来て初めて、寒さにへこんだよ。
だって、車が動かないんだから!

極寒のアラスカで快適に暮らしていけるのは、文明の利器があってこそ。
停電になったらと、考えるだけでも恐ろしい。

そう思うと、元々このアラスカに住んでいた原住民の人やエスキモーの人達はすごい。
ネイティブの友達は、
「村では、凍った魚をそのまま食べて育った。フローズン・寿司よ。」
と笑って言っていた。
キミタチは本当にすごいよ。


私の怒りが通じたのか、その後リーガンは、エンジンヒーターをすぐにオーダーしたらしい。
よかった。


ところでこの寒さの中、雨も降っていないのに虹が出ていた。
4分の1くらいの長さの虹だった。
いったいアレはなんだとカメラを構えた途端、消えてしまった。

友達がメールで、Sun dogという物だと教えてくれた。
日本語では、幻日または仮日というものらしい。
 
(情報・写真提供/Cちゃん&フィル先生  写真には写ってないけど、ちゃんと虹色だった。)

アラスカ人のフィル先生でさえ、初めて見たらしい。
実際に見れてラッキー。


未だに、クリスマスのライトが見られる。

植わっている本物の木に、本物の雪。
これこそ真のクリスマスツリー!


もう一つ。
外にはまだ、誰かの車が雪の中。

フローズン・カー。
このままほおっておいて、いいのか?

雪の中の光景

毎日毎日、雪が降る。
この大雪の中、いったい外はどうなってるんだと、週末ドライブに出かけてみた。

アンカレッジは、どこも雪で真っ白。
道は除雪されているけど、その取り除かれた雪が、道端に山となっている。
雪と雪の間を、車が走る。

とりあえず、美味しいドーナツ屋さんに行って朝食。

それから、南の方向に車を走らせた。

アンカレッジをちょっと離れると、素晴しい自然が広がる。
雪で化粧され、また違う表情を見せていた。


ターナゲン入江に浮かぶ、おびただしい数の流氷。

これがスローモーションのように、ゆっくりと動いていた。

そして反対側の岩が、なんともすごい事になっている。
氷の柱?こんなの見た事ない。


見とれていると、お姉さんが車から降りてきて、家族写真を撮ってくれると話しかけてきた。
お姉さんは、この近所に住んでいるそう。私達がテキサスから引っ越してきたと言うと、驚いていた。


もう少し車を走らせたところで、ドールシープ発見!ふもとまで降りてきていた。

雪を食べているみたい。
なんだか、可愛かった。

雪に埋まる車


毎日降る大雪で、車が埋まってしまっている。
トラックの事だけではない。
後ろの雪山も、実は車。


反対側の、除雪した道の方から見れば分かりやすい。
2台の車が雪の中。



埋まっているな、確実に。

記録的積雪

お正月は、紅白もお節もなく、いたって普通の日だった。
期待していた初日の出は、曇りの為に見られず。代わりに初夕日(?)は、窓からきれいに見る事が出来た。
そして今日は1月3日。
朝からずっと雪が降る。

それでもエネルギーの有り余っている息子2人が、1日中家の中でおとなしく過ごせるわけもなく、大騒ぎの大暴れ。
しょうがないので、2人にスノーパンツとジャケットを着せ、外に連れて行く。

隣の林で、雪の中を探検。

雪は、膝まであり、アラシは腰までズボズボ埋まりながら歩く。

林の中で倒れている木から、みんなで枝を集める。
暖炉の中に入れるのだ。
家の中でする、キャンプファイヤーは楽しい!


雪はその後もどんどん降り、なんと今日のアンカレッジの降雪量は45cm!!
すごすぎる!

大雪のため公共施設は、日が沈む3時には閉まり、リーガンも仕事が早く終わり帰ってきた。事故も多かったそうだ。

その夜のTVでも、大雪がニュース。。アラスカの人にとっても、驚くほどの雪だったんだ。
プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活19年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

ズンバのページ






*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
AKiroiro@gmail.com
まで。







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