鮭のディップネット

1ヶ月も前の事だが、今年も鮭のディップネットに行ってきた。
鮭が一番入ってくると言われている週末に毎年泊りがけで行ってるが、今年はリーガンの仕事が入ってしまったので、やっと休みの取れた1日だけに勝負をかけた。
鮭を捕る網は、こんなにも大きい。
人が中に入れる程。これを車でこの浜辺に持ってくるだけで一苦労。

このディップネットを持って水の中で鮭をひたすら待つ。ぐわーんと手応えがあり鮭が網に入ったら、すかさず鮭を逃がさないよう、網を引きずり浜辺に走る。
ディップネットは過酷だ。
リクレーションではなく、1年の食料を得るための漁。
みんな汗だく、砂だらけ、魚臭くなりながら漁をするもの。
…と思っていたが、現場でオシャレな山ガールを発見してびっくり!
なんと友達だった。
しかも鮭を洗っていたバケツは、可愛いマイケルズのパステル色バケツ。
あの戦場と化した夜のディップネット場で、自分の信念を曲げずオシャレな漁を貫いた彼女。(誰とは言わないが、Nさん!貴女よ!!)きっとあの格好では、普通の人より大変な作業を経験したに違いない。
ある意味、尊敬。

朝から喜んで水の中に入っていたものの、昼間は少なく、私リーガン、ムサシ合わせて12匹。
1日でリミット55匹目指しているので、まだまだ足りない。
防水のウェイダーを着ていると言えども、冷たい水の中は体力を消耗する。
テントの中で、鮭が来るまで一眠り。
リーガンとムサシは、水の中にずっと入っていたが、リーガンが寒すぎてダウン。震えながらテントに入ってきた。ムサシも休憩。
もう私しか食料を確保する人がいないのねと、覚悟を持って海に入る準備をした。
水に入り、しばらくすると鮭フィーバー到来!!
鮭がどんどん入ってくる。
ぐわーんときて鮭を浜辺に運び、また戻るとすぐ入る。周りの人達もみんな大興奮!歓声をあげて、浜辺に走る。
リーガンも海に戻ってきて、休む暇なく鮭を捕る。
鮭フィーバーは3時間も続き、53匹ゲット出来た。

これで1年間食べらる。友達や親戚にもお裾分けできる。
ディップネット大成功!