驚愕のジャンプ 後半

前半を読んでない方は、先に「オリンピックよりすごい!?驚愕のジャンプ前半」をどうぞ。



コーディーくんは無事にここから降りたが、次のボーダーは上に座ってなかなか降りてこられなかった。





「あれは出川的な人やな。」
キャサリンちゃんが呟く。


「時間かかるわ。降りられへん。」





私でも分かるよ。
出川の気持ちも分かるって。



こんな直角、どうやって降りたらいいの?
まず空中で真横にならんといけんし。
それにスノーボードって雪の上を滑る物で、ベニヤ板滑る物じゃないし。
勇気いるわ。

ビビるわ。いくらなんでも。



先に滑ったコーディーは、下で係員の人に何か訴えてる。
大きなジェスチャー。なんだろう。


キャサリンが解説してくれる。





「コーディーさん、こう言っとられるわ。
これはあかんで。こんなんやで。(手を直角に下げながら。)
2010年はこうやった。(なだらかな坂のジェスチャーで。)
今年はあかんで。こうなっとるがな。(直角。)これじゃあ飛ばれへん。」





コーディーが本当にこう言ったのか、キャサリンちゃんの妄想なのかは知らないが、係員の人はちょっとだけ、シャベルでベニヤ板に雪をかけ出した。


でもほんの少し。気持ち程度。
なだらかには程遠い。
あれじゃまだ、直角だ。



後にYouTubeで過去のこのイベントを検索して見た。
ジャンプ台、2009年まではこんなベニヤ板むき出しじゃなかった。
ちゃんと坂の上まで雪が乗っていた。


しかし2010年、坂はなだらかだが雪が途中までしかなかった。


きっとこの年の会場作る係りの人が、
「雪積むのめんどくさい。雪がなくても滑れるんじゃね?」
とか何とか言って、サボったに違いない。
それでもボーダー達が上手く滑ってジャンプしたから、係員は調子に乗った。
「なんだ、出来るんじゃん!」
それからというもの年々手抜き工事になったと私は推理する。(あくまで私の想像。)


2011年2013年と、雪積む係りの人の手抜きが年々酷くなり、(2012年は中止)ついに2014年、この有り様に。雪は下にチョロチョロっとしか置かなくなった。



ジャンプなんか出来ない。ここ滑るだけで大変。

上に登るのも困難になってきて、クレーン車登場。
最初から出してくれればいいのに。みんな苦労してたわ。



その後、勇者3人がこの坂を滑り、3人とも下で転んだ。

それを見た観客が、続々と帰っていってしまった。





今年はもうダメだ。あれじゃあ飛べないと、きっと諦めてしまったんだろう。





そのうち、私の体調にも変化が現れはじめた。

寒い中ずっと待っていて、その上無料で配られたロックスター(エナジードリンク)を飲んでいた。
日本にはないくらいの、大きな缶。





ずっと我慢してたけど、もうダメだ。
トイレに行きたい!!!
もう漏れるー。





「キャサリンちゃん、私もうダメ。トイレ。トイレに行かないと!!」
我慢しきれなくて言うと、キャサリンも一緒に来てくれると言う。

取り敢えずジャンプの踏み切り近くから離れ、前の方に歩いていった。



あのジャンプ台の下を通っていけば、トイレに行けるよねと言っていたちょうどその時。

スキーを履いた勇者が、ジャンプ台から滑ってきた。




スキーヤー和夫は(仮名)、あの直角坂もひょいひょいと降り、そして転ばずそのまま下まで滑っていって、そして飛んだ!

















わわわわーーー!
和夫(仮名)飛びよった!
しかも宙返り!
すっげー。







すごい!すごい!!
もう大興奮。
キャサリンちゃんと手を取り合って喜んだ。


びっくりし過ぎておしっこも止まったわ。






トイレに行ってる場合ではない。
これを見逃してはなるまい。
私も限界を超えてのチャレンジだ!


下の方に戻り、ジャンプを見る。
するともう一人のスノーボーダーもジャンプ成功!!!







すっごいわ。
ホントすっごい。

かっこよすぎる。惚れたわ(顔が分からんけど。)



「全米が泣いたわ。」
キャサリンちゃんも大興奮。


アラスカにはすごい人がいるもんだ。
こんなイベントがあるとは。
アラスカにいる人、みんなこれを見るべき。8年住んでて初めて見たけど。
大興奮のイベントだった。


そしてこれがキャサリンが撮った貴重な動画。
最後、スキー板飛んでいってる。

オリンピックよりもすごい!?驚愕のジャンプ 前半


アンカレッジでは今週末からファーランディというお祭りが始まっていて、犬ぞりやトイレ競争やら色んな面白イベントが開催されている。

その中でも私が特に今年注目しているイベントは、これ。




ビッグエアー スノーボードデモ
(写真は公式ホームページより)







昨年は都合により見に行けなかったが、今年は何がなんでもこれが見たい。



と言うのも、去年見つけた会場に驚愕してしまったから。



これが去年、ダウンタウンの公園に作られた特設会場。





何これ?
これ、ジャンプ台?


作りかけか?手抜き工事か?
傾斜すごいしベニヤ板だし。
それより何より雪ないし。





こ、この上から滑るつもり?
まさかまさか、このペラペラのベニヤ板から?




すっごい気になったが、昨年は結局行けなかった。

「誰かこのイベント見た人は報告して下さい」とブログに書いたのに、報告もなかった。ネットにもあまり情報がない。






いったいあの上を本当に滑ったのか、どんなイベントだったのか。これは自分の目で確かめなくてはならない。





今年は一緒に行ってくれる、強力な友人がいる。
鋭い関西弁のツッコミが笑えるキャサリンちゃん(仮名、純日本人)。



会場に行ってみると、今年はさらにすごかった。




去年より高くないか?
それに斜面と言うか、坂真っ直ぐじゃん!真っ逆さま。直角よ、直角!!



横から見たら、これだし。







「何これ?マジで?嘘やて。無理や。
これはあかんて。ぺっらぺらなベニヤやん。」

キャサリンちゃんもびっくり。
って言うか、まさかこの上からは滑らんはずだと断言する。

「この上から滑ったら、全米が泣くわ。」







「滑るなら、この下からやて。このベニヤはないわ。まさかないて。
でもじゃあいったい、この板は何?何でここに板貼ったん?飾りか。」


キャサリンちゃんのツッコミは続く。



この上から滑る事はまずない。
メインはこの下にある踏み切り台のジャンプだと言い張るので、下に降りてみた。
下の踏み切り台はこんな感じ。



この重機が置いてある間を飛ぶらしい。
本当か?

ちなみに間におられる方は、ミスアラスカの方達。


会場の全体像はこんな感じ。



スポンサーはエナジードリンクのロックスター。
会場に重低音が響く曲が流れ、無料のロックスターが配られた。


特に柵も何もなく、見物客はどこからでも自由に見る事が出来る。


あ、安全面は?
色んな事に不安を覚えるこのイベント。
いったいどうなるんだ?




すると、まさかのこの上によじ登る人影が。




「えええーーー!嘘やろ?
危ないって。あかんて。そこから滑ったら怪我するて!」

キャサリンちゃん絶叫。



「お待たせしました。今からテストランです。まだ誰も滑ってません。大丈夫かどうかも分かりません(笑)。
テストランをするのはコーディー。
コーディー、何があっても大丈夫だ。君のお母さんはここにいるから。」


司会者、笑ってるで。笑い事じゃないわ。
司会者の煽りに湧く会場。



おいおいおいおい。
危ないって。
コーディーくん危険だって!




盛り上がる会場。
コーディーは勇敢にも、上からスノーボードで滑ってきた。







「ぎゃーーーー!怖いーー。」

キャサリン叫ぶ。私も叫ぶ。



コーディー身体が真横になってるって。
重力に反してる。
横よ横。
あり得ない横。




すごい。すごすぎるわ。
ここから飛び降りるのってすごい勇気。
ビル何階ぶんよ?
命綱もついてないし。





コーディーくんは無事に上から降りられたものの、下で転んでしまった。
でも怪我はない模様。よかった!


マジで怖いってこのジャンプ台…。



しかしもっと怖いのは、このイベントがあの高さから降りるだけのものではないという事。
これはスノーボードジャンプのデモ。



最終的には、踏み切からジャンプするのが目標のはず。
この直角板から降りてジャンプするって、そんな神業が出来る人がアラスカにいるのか?


いったい誰よ。あんなあり得ない傾斜の坂作ったやつは?
こんな安全面を無視した無料イベントにびっくりだ。




写真が多いので後半に続く。


コーディーくんではないけど、この直角の板を滑るスキーヤーの動画。スキー板浮いてるし。

撮ったのはキャサリンちゃん。

w

湖に飛び込むイベント


アップするのがだいぶ遅れたが、年末に行ったアンカレッジのイベントの事を。






年末にアンカレッジで、湖に飛び込むイベントがあった。



アラスカの冬に水の中に飛び込むといえば、1月にスワードという町で行われてるジャンプオフフェスティバル。
こちらが本家本元。


このイベントでが好きで毎年行ってるのだが(昨年の様子)、そこの会場でいつもからかわれているのが、このアンカレッジのイベントだ。




「アンカレッジのイベント、しょーもない。スワードの真似してる。」
「あっちはぬるい。簡単簡単。飛び込むったって、ただの湖だし。」
「温泉にちゃぽんと浸かるくらいだ。」
などなど。スワードのイベントでMCがまくしたて、アンカレッジのイベントの悪口で大盛り上がり。



毎年スワードまで見に来てるけど、地元アンカレッジではどんなぬるいイベントが行われているのだ?
とても興味があった。そして初めて行ってみた。



…ちなみに、天気が悪かったのとリーガンの演劇のせいで、今年のスワードのイベントには行けてない。残念。





会場は、アラスカ大学近くのグースレイクという湖。
ここで9時から3時まで、ずっとやってるらしい。





お昼頃に行ってみると、盛り上がってる!
凍った湖の上に設置されたイベント会場にはたくさんの人が。


イベントのテントが貼られて、中では食べ物が売られていたりバンド演奏なんかもある。

この中に参加者待機。身体を温めるお風呂まで用意されてる。


湖の周りの木は樹氷にはなってるが、その日はそんなに寒くない。マイナス2℃。
体感温度はもっと暖かいんじゃないか。


スワードの、マイナス20℃の中海に飛び込んでた事を思い出す。



もうこの時点でぬるい!






しかも飛び込む直前まで、暖かいテントの中で待ってるとは。
スワードでは寒い中、衣装のままでパレード。その後飛び込むまで、海の前で一時間も並んでずっと待ってたぞ。
アンカレッジ、ぬるいぬるい!




テントから出てきたら、まずここで写真撮影をする。
ここでMCから紹介されたジョークを言われたりした後に、揃って水の中にジャンプ。






ちなみに湖は完全に凍っていて、テントも観客もみんな氷の上にいる。
一箇所だけ氷を破り穴を開け、その中に飛び込むという様子。


スワードに比べ、観客席から近い近い。

飛び込んだ後は、上から引っ張ってもらう。ハシゴには氷柱が。


身体が濡れている飛び込んだ後の方が寒い!
高校生は走ってテントの中に避難。


しかし中には飛んだ後もテンション高く、写真撮影に応じている団体も。
私が見てた間、このハワイアン風仮装が一番多かった!


湖の上に浮かぶ謎の飛行物体。
あれは何?






これが最近Amazonが今後利用すると話題になったドローンなのか?
カメラが付いてる模様。
めっちゃ気になる。




そこから先も、次々飛び込む。
やはりこの寒いところでは、薄着の仮装の方が目立つようだ。



最年少の11歳の女の子。
大丈夫なのか?
みんなが見守る。




背中から足かけて、大胆にタトゥーが入っている女性発見。
「あれは何の花ですか?」

隣にいる小町ちゃん(お花の先生)に聞いてみた。

「朝顔です。」
そっと教えてくれた。




きたぁぁぁぁぁ!
なんか可愛らしいおじさんが。

いかつい刺青にピンクのチュチュって!



1時間くらい見てた間で、一番のインパクト。

そうかー。アンカレッジのイベントはこんなのか。
スワードよりはぬるいけど、結構楽しかった!


プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活19年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

ズンバのページ






*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
AKiroiro@gmail.com
まで。







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AKiroiro@gmail.com



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