コスタリカ旅行4 この国での運転は、かなりの冒険




ハコの次に行く予定の町は、温泉の町フォルトゥーナ。
移動手段は決まってなかったが、ある夜1人で出掛けたリーガンがダウンタウンから帰ってきて、
「車を予約してきた。」
と言った。





事前にネット情報で、「コスタリカの道はすごい悪いからレンタカーするなら四駆を借りるべき。」と読んだ。




しかしリーガンが借りてきた車は2WDのコンパクトカー。
BYDって書いてある。


BYD?
聞いた事がない。どこの会社?






安い中国車だった!!





他の車は全然なくて、これしか残ってなかったそう。



若干不安はあるが、リーガンはどんなボロ車でも乗りこなすスキルがあるので、ま、まぁ大丈夫でしょう。








…大丈夫であって欲しい…。





借りた会社はトヨタレンタカー。
トヨタなのに、トヨタ車じゃないという。






ハコで借りて、最後にサンホセの空港に返せばいいらしい。
各地に営業所があるので、事故や故障の場合は、すぐに救助に行けると言われた。







どうか、救助される立場になりませんように!


10日間で$380だった。
レンタカーを無事ゲットし、ハコの町を出発。次の目的地に向かう。









ハコを出てすぐ、橋の上に人だかりがあるのを発見。
サンホセからタクシーで来た時も、ここが気になっていた。



私、この橋の風景見た事がある。
日本のTV番組でコスタリカが出ていて、ここに似た場所を見た。橋の上から、みんなワニを見てた。






やっぱりワニだ!
車を橋の近くに停めて、歩く。






隣で車がビュンビュン走ってる中、一列になって歩いた。






橋から川の下を覗く。






ワニだー!
大きい!





でも全然動かない。




死んでるの?お昼寝中??



しばらくそこで眺めていると、道の反対側に渡ったリーガンがこっちの方がいっぱいいると叫んだ。
道にはスピードを出して行き交う車。こっちに来てと言われても、なかなかこの道を渡るのは怖くて出来ない。
コスタリカのドライバー、全然歩行者に道を譲ってくれないから。




「ダディ、写真撮って後で見せてよ。そっちに行けないから。」
とムサシが叫んだけど、車が途切れた瞬間を狙って、みんな急いで道を渡れた。







反対側の川を覗いてみる。





うわ~~!めっちゃいる!!






怖っ。
デカいって!




あんなにウヨウヨいるし。
動かないけど。これって怖い動物なんだよね?
人間も食べるんだったっけ。






その時、上で見ていた人が何かを川の中に投げた。
餌か何かを。







その途端、一斉にワニがその餌に向かって飛びついた。
眠りから目が覚め、凶暴化するワニ。








…恐怖過ぎる。
もしここでこの下に落ちたりしたら…。



ゾッとした。
目の前には、小さな子供を抱っこして橋の下を覗いてる人もいる。








アラスカで熊見るよりも断然怖い。
ここは居心地が悪い。うちの田舎の方言で言えば、キヤが悪い。



もうここにいたくない、早くここから脱出したい。
もうワニはいいからと、急いで車に戻った。





そこから高速に乗って走る。コスタリカの道は分かりにくい。
行き先を記す看板が少なすぎる。





携帯で、グーグルマップを見ながら走った。
グーグルマップは、事前に行く範囲をダウンロードしておけば、ネットが繋がらない時でもGPSが使えるので便利。





途中でフルーツスタンドがたくさん並んでる所があり、そこで車を停める。





見た事がないようなカラフルな果物いっぱい。
興奮して色々買った。




支払う時になり$20と言われ、リーガンご立腹。
「フルーツは安いはずなのに$20もするなんて。ツーリスト用の店でぼったくられたに違いない。」



それが正しい料金なら喜んで払うが、ボッタクリにあったと思ったら腹が立つ。
きっと値段も聞かずに、どんどん袋に入れたからだ。






その時は怒っていたけど、後にこの経験が何度もジョークとなってみんなで笑った。
コスタリカで何も聞かずに買おうとすると、だいたい支払いで言われる値段は$20。
このパターンが読めてきた!





そこから、どんどん車を進める。
聞いてはいたけどコスタリカの道路状況、非常に悪い。
道は舗装はされてるとはいえ、穴でボコボコ。

この穴を、私達はツーリスト トラップと呼んでいた。観光客を引っ掛ける罠。
罠がいっぱい。どこにも罠だらけ。




そしてグーグルマップで連れて行かれる道は、細くて急な坂道ばかり。

普通の坂じゃないよ。
ジェットコースターかと思うぐらいの、激しい下り坂。




そこをコスタリカ人、猛スピードで走ってる。
どうしてコスタリカ人って普段は親切な人が多いのに、運転させるとこんなにマナーが悪いの?
全然スピード緩めずに突っ込んでくる。そしてクラクションを鳴らしまくり。






特に反対側のトラックや大型バスが、カーブですごい勢いでこっちに寄ってくるから、ドキドキしっぱなしだった。
助手席乗ってたら、リラックス出来ない。






後ろからも煽ってくるからスピードも緩められず、道を譲りたくても停められる路肩がない。
道の穴を避け、突っ込んでくる車を避け、歩いている人にも気を付けて、とにかく必死で走りきる。



いったいこれは何?
何のゲームだ?運転ゲームだとしたら、コスタリカはかなりレベルの高いコースだよ。







…だからか。
だからなのね。コスタリカでは四駆を借りろ、とは。

納得。


四駆でも、相当運転に自信のある人以外は、あまり運転しない方がいいような…。





緊張感の中、山を越え谷を越え小さな道を走っていって、変わった町に辿り着いた。
うわー、なんだここ?















ここは、シザーハンズが作った庭ですか?





象やら亀やら、みんな植木で作られた不思議な空間。
いったい、ここは何?誰が作ったの??






ここはそのまま通り過ぎれない。
写真が撮りたい。




教会の側に車を停めて、家族みんなで外に出た。
外に出てびっくり。そこは寒かった。コスタリカで寒い思いをするとは。
高度が高いからか、気温が低い。町の人は、フリースとか着てた。







そして一通り不思議な庭の写真を撮り、車に戻ったところ…。



車のドアが開かない!!
車のキーが効かなくなっていた。押しても引いても、車は開かない。









がーん。
早速、車壊れる!!








こんな所で壊れるなんて。
どうしたらいい?


そうだ、各地に営業所があると言ったじゃないか!
救助を呼ぼう。

電話を借りて、電話すればいい。







…どこに電話を?

トヨタレンタカー。
資料は全部、車の中。










ダメじゃん。
これはピンチ!!







みんなTシャツ姿でそのまま外に出たから、寒かった。
暖かい服は車の中にあるのに、それも取れないよ。
寒い。どーするの?





取り敢えず暖かい所へ行こうと、町の中を歩きベーカリーを見付けた。
ここでコーヒーとパンを買って、テーブルで落ち着く。




「とにかく何とか頑張ってみるから、みんなここで待ってて。」
とリーガン。




分かった、ダディ頑張れ。
リーガンに直せない事はない!ガンバレ!!








リーガンがどうするのか分からないけど、とにかくパン屋で待っていた。
1時間ぐらい経った頃、リーガンがパン屋に戻ってきた。





「あー帰ってきた!どうなったの?ドアは開いたの?」







急いでるようなリーガンは、早口でこう言った。


ドアは開いた。そこは解決した。
しかし更に別の問題が起こった。それがもっと困った事だった。








どうもこうもドアが開かないので、鍵の方を調べてみたらしい。
すると電動の鍵の中に、手動の鍵が入ってるのを発見。

それを車の鍵穴に入れて開けた。すると凄まじい音で、車のアラームがなり出した。




すごい音で、周りに迷惑がかかって困った。これなら鍵が開かない方がマシだったと慌てていたら、周りに人が集まってきて助けてくれたそう。
車の中からようやく取り出した資料を見て、親切な人が携帯でトヨタレンタカーに電話してスペイン語で状況を説明してくれた。


近くの営業所から代わりの車を持ってきてくれるらしい。それに1時間ぐらいかかる。





「場所は?こんな小さな町が分かるの?」
と聞くと、ここは偶然にも有名な町だったらしい。


あの教会と庭が有名な所。(後で調べると、Zarcero サルセロ という町だった。)





アラームは20分ぐらい鳴り響いて自然に止まったらしい。
もう車に鍵がかかってないので荷物が心配なので、車の近くに戻ると言い残し、リーガンはまた行ってしまった。










ちょっとこれは大変。
一つは解決して、また次の問題か。


でも、助けが来てくれるらしいから、問題は解決に向かってるのね。
とにかく私も、車の方に行ってみた。






車の前で、リーガンが寒い中待機していた。



「もう車、開くんでしょ?寒いから上に着るものを取りたいけど。」
とドアを開けようとしたところで、リーガンに止められた。





「このドア開けると多分、またアラームがなるよ。なるかどうかは分からないけど、開けない方がいい。」
その言葉に一瞬迷ったけど、ドアは開けなかった。








やっぱり寒いので交代で車の前で待ち、町の中を歩いて暖を取る。
救助の車はなかなか来ない。




そこから1時間半。外はすっかり暗くなってきた。
その時リーガンとアラシの番で、私とムサシは町のスーパーの中で待っていた。


突然、凄まじい車のアラーム音が聞こえた。






…きっと、営業所の人が到着したんだ!





全く同じBYDの車を持って、営業所から人がやってきた。

ドアを開けた途端、大音量のアラーム音がなったとか。







良かったよ、あの時ドア開けるの思い留まって。


車を乗り換え、先を急ぎます。
アラーム音が止まらないのでレンタカーの人が、この中国車めと怒っている。

悪いけど、私達は行かせてもらいます。その夜予約している宿まで行かないといけないので。





でも車は変われど、この中国車は信用ならない。
その後私達は、コスタリカでこの車に鍵をかける事はなかった。


盗難が多いから必ず鍵をかけるようにと読んだけど、あのアラーム音の方が怖い。
お金を持ってるように見えないせいか、全く問題はなかった。

旅は続く。
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プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活20年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

月曜日 6pm~ Body Renew South
火曜日 6pm~ The Salvation Army Center
木曜日 12pm~ The Salvation Army Center



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*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
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