キングサーモンその3 フィッシュオン



午前2時半にアラームが鳴った。
眠れたのは、1時間半弱か。




しばらく寝袋の中でぼーっとしてた。
本当にみんな起きてくるのかな?


そう思っていたら、隣のテントからアラーム音と、テントのジッパーが開く音がした。








「野郎ども、用意はいいか?」



組長!
…じゃなかった、隊長!


3時には起きれない、行かれそうもないと言ってたのに、隊長やる気だな。




釣り好きの人はみんなそう。
全ての事は、自分の都合より魚の都合。
寝てなくても、何はさておき今行かないと!鮭が川に来てるから。それが第一優先。


ジョイさんもカシロフ組も、既に出かけられる体勢。みんな早い。
私ももうこのまま、化粧もしないで起きたままの本当のスッピンで行きます。鮭は待ってくれない!


クリスティーナだけが、テントで寝ていた。今朝はまだ、ゆっくり寝るらしい。
いいな。一匹釣ってしまえば、ホント余裕なんだな。

余裕がない私達は頑張ります。
ジョイさんのフィッシュライセンスの都合もあって、タイムリミットは今日のお昼まで。
さぁ行くぞ!







朝の3時半ごろ釣り場に到着。
まだ薄暗い川。 でも既に、釣り人はいる。





また同じカーブの外側から釣竿を振る。
昨日Yさんが送ってくれた、この赤い線を思い出して投げていた。
ここに魚がいるはず。




昨夜、キャンプファイヤーの横でクリスティーナから釣ったコツを教えてもらっていた。


「投げてから、ルアーが下に沈むのをちょっと待つ。そして魚がついてくるイメージをしながら巻く。」
ちょっと待つのね。イメージするのね。


「魚かかったら、後はパニックよ。」
それは知ってる。そのパニックは見てたよ。





そんな会話を思い出し、投げていた時。
ついに来た!強いアタリ。




キターー!






強い引き。魚とのファイト。
これをずっと待っていた!!


一気に出ていく釣り糸。
それを待ってから、ロッドを立てて下げながらリールを巻いていく。
魚が引っ張り、糸がたくさん出ていって、負けずにこっちも急いで巻いていく。どちらが先に疲れるか、キングとの戦い。


去年船でキングを釣った時に、教えてもらってて良かった。
魚がかかった後は、落ち着いて行動出来たと思う。





いやいやパニクってましたよ。
「海まで行っちゃう~!」
って叫んでた。
と、後でジョイさんに言われたけど。




...そうだったっけ?
でも引きが強くて、ラインがどんどん出ていっ て、鮭が海まで行ってしまうんじゃないかと本当に心配したわ。




あまり覚えてないけど、何とか格闘し、隊長が手伝ってくれて無事ランディング。





やったー!釣れたーー!
キングを釣っちゃった。





ついに私、自分で投げて自分で釣ってしまいました。


めちゃめちゃ嬉しい!!
大興奮!





興奮という言葉は変態っぽいとジョイさんが言うけど、じゃあエキサイティングって日本語にするとなんて言うの?


テンション上がる?
そんな言葉じゃ表現出来ない。エキサイティングの最大級よ。めちゃめちゃエキサイティング!!
変態と言われても、大興奮という言葉しか思い付かないわ。





魚が釣れるのって、こんなに嬉しい事だなんて。
魚との勝負だったよ。ありがとう、キングさん。





このキング釣れたのも、色んな人のアドバイスとタイミングが良かったお陰。


連れていってくれて、ルアーから何からを教えてくれた隊長。そして、釣れそうな時間を教えてくれたAさん。
そして遠隔講習してくれたYさんと、最後にコツを教えてくれたクリスティーナ。


全てのタイミングが上手く合って、初めて一匹のキングが釣れる。
感慨深いなぁ。


釣りは簡単じゃない。色々考えて色々準備しないと。
深い。
釣りって深い!本当に面白い。







釣った後は隊長に教わり、自分で針を抜き血抜きをし、傷まないようにお腹を割いて内臓を取り出した。


「本物になりたいんでしょ?フェイクは嫌なんでしょ?」
と隊長。そう言って、全部自分でやらせてくれた。

隊長!よく分かってる!!





雌のキングで卵付きだった。
私はイクラはそんなに好きではないので、欲しいと言ったマユミさんに卵は全部あげた。
マクロビの大先生に、有効活用してもらいましょう。美味しいイクラが出来るはず。



釣った後の後処理ってなかなか時間かかる。
重たいキング持って、右往左往。






ようやくクーラーにキングを入れてひと段落。
駐車場でやっとゆっくりして、川を見ながらアンカレッジの釣り師AさんとAさんの奥さんと話していた。


そこは、さっき釣ってた川が見渡せる高地にあった。





「あれ、ジョイさんがなんか釣ってるぞ。キングじゃない。なんだ、変なもの釣ってる。」
とAさん。見るとジョイさん、本当になんか釣ってる。


なんだ、あれ?

携帯持って急いで川に降りる。





ジョイさん、スティールヘッドをゲット!
すごい。




魚はかっこいいけど、しかしなぜこんなにガニ股?


この魚はルールでリリースしないといけないので、写真を撮ってからAさんが川に戻してくれた。






くそー、キングじゃなかった。キング釣りたかった!
とジョイさんは悔しそう。






逆にスティールヘッド釣る方が難しいわ。
どうやって釣ったの、その魚?





一度テントに帰って寝てたら、
「みなさん、朝ご飯ができましたよ~。」
とマユミさんの元気な声が聞こえた。カシロフチームは寝ずに、具沢山お味噌汁を作ってくれてた。




マユミさん、元気だな。私もたいがい元気な方だけど、この人には負ける。
年齢を教えてくれたけど、私より一回りも上って信じられない。


「玄米貯金してるからね。玄米で、身体が元気を蓄えてるから。ぜひご加入どうぞ。」
とマユミさん。



玄米貯金、恐るべし!
その貯金、私も始めてみようかな。







結局、今回のキーナイフィッシング隊の釣りの結果は、クリスティーナと私のキングと、ジョイさんのスティールヘッドで終わった。


隊長は自分の釣りより人のお世話に忙しく、今回は残念。
隊長ありがとう!






フィッシュキャンプ、すご~く楽しかった。
魚だけじゃない、一緒に行った人達もみんな楽しかった。
キャラが強くて面白い人達だったわ~。
濃い3日間だった。


これだからアラスカのアウトドアは止められない。
次は誰とどこに行こうか?
アラスカの夏最高。
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プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活20年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

月曜日 6pm~ Body Renew South
火曜日 6pm~ The Salvation Army Center
木曜日 12pm~ The Salvation Army Center



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*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
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