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ズンバイベントの運営の話



昨年の10月にあった大きなズンバのイベントをした事を書いたけど、それを開催するまでの運営側の話。







このイベントを最初に言い出したのは、アナだった。


有名なインストラクターかズンバの曲を歌ってるミュージシャンを呼んで、大きなズンバのイベントをしたい。アラスカのズンバをもっと盛り上げたい、ズンバって、もっと楽しいものって事をアラスカのみんなに知って欲しい、と熱く語った。


その考えに、インストラクター仲間、みんな賛成。
10月に何か大きなズンバイベントを行う事を決め、計画を進めていった。








アナは3年前にアラスカに越してきたズンバインストラクターで、アンカレッジでズンバのイベントを中心となって開催している人。


フロリダで行われているズンバのコンベンションや、ズンバクルーズなどにも参加してるから、世界中で活躍している有名なインストラクター達やミュージシャンとのコネクションを持っている。




最初にインストラクター達に誰を呼びたいかアンケートを取った結果、今回呼ぶのはフロリダに住んでるロレッタに決まった。




これ最初聞いた時にはびっくりした。


ロレッタって、ズンバ界で超有名なあのロレッタ?
多分、世界で一番人気のズンバインストラクター。




本当にあんな有名な人を私達がアラスカまで呼んで、イベント開催出来るの?
あの人呼ぶのに、いったいどれだけのお金がかかるんだか。

どうやって?半信半疑。



アナと知り合ったのは、去年の3月に行われたズンバソンのイベントの時だった。
インストラクターとしてイベントに出てみないかと、誘いのメールをもらった。



アナの顔は知ってたが、その事がキッカケで初めてちゃんと話した。
そこから交流が始まり同じジムでも働くようになって、どんどん仲良くなっていった。





アナは、いつも明るくて元気。

若く見えるけど、年齢は私とあまり変わらない。
いつもみんなの輪の中心にいて、常に次の楽しい事を計画していて、はしゃいでいる子供みたいな人。



そして、あまり計算をしないで行動する人。それが自分に得か損かは考えない。
行動を起こす理由はただ一つ、楽しいか楽しくないか。



アナと一緒にいると、前向きで明るく楽しい気分になる。
今では最低でも週に2回は会って毎日のようにテキストしてるのに、それでも毎回、
「I miss you!」
とハグしてくれる、愛すべき人。


この人とはたくさん時間を一緒に過ごしたいし、なるべく協力したい。







アナがロレッタと連絡を取ってアラスカでマスタークラスをする事が決まってから、会場を探した。


ステージがあって、たくさんの人が入れる場所が条件。
そこで見つけたセンターという場所。大きな体育館みたいな所。


一緒に下見に行った。



その会場を当日に半日借りるのに、最低でも$3000かかるとそこで知った。
しかも細かく料金が決められていて、ちょっとの事にも追加料金がかかる。


ざっと見積もったところで、このイベントにかかる費用は$8000。





8000ドル?!!!!
85万円以上。


もうそれ聞いてショック。私には大き過ぎる額。
この規模のイベントをするのって、こんなにお金がかかるんだ…。





私達は非営利団体なので、利益があった分はどこかに寄付する事が決まっていた。
これだけの経費がかかるなら、それ払って寄付まで出来るの?


と言うか、赤字になったらどうするの。
もしチケット売れなかったら。誰が払うの、このお金。






…イベント運営するって、大変な事なのね。
でも、私じゃなくて慣れてる人がいるから大丈夫なはず。




「アナ、今までこの規模のイベントした事あるの?」
一応、聞いてみた。








「ないよ、こんなに大きいのは。初めて。」
平気な顔して言うアナ。



な、ないのーー???







「だから、超楽しみ!エキサイティング!!!!!」



…すごい前向き。
やっぱりアナについていこう。





私達のグループ、他にも頼もしいメンバーが揃っている。




ズンバのインストラクターって、ほとんどの人が他にも職業を持っている。
アナは病院の臨床技師だし、レイチェルは弁護士。
スーは保険屋さん。

他にも営業出来る人や、会計士なんかもいる。
このメンバーなら、協力し合えば何でも出来そう。






私?
私は体力勝負よ。


動く仕事、担当。



英語のハンデもあるし他には何も出来ないけど、体力だけは自信があります。
そして急に言われても、すぐに動ける時間と行動力があります。



誰が付けたか、このグループ内での私のニックネームは「エナジャイザー バニー」この電池のうさぎキャラクター。




「他には何もないけど体力だけは負けない。いつも元気でずっと動いてる」
だって。





他に何もないって、失礼な!
と言いつつも、年の差が20歳以上あるグループの中で一番年上なのに、しかもみんながインストラクターの中でのこのニックネーム。悪い気はしない。






そういうメンバーが集まってそれぞれの役割を果たし、協力しあって6ヶ月前からイベント運営に携わってきた。


私は夏は釣りに集中してたので、釣りのシーズンが終わってから積極的に参加。
みんな営業や話し合いに行ったり宣伝に回ったり、各自それぞれ動いて、日曜日に集まってミーティングという形を取っていた。






このミーティングが長いの。スターバックスの会議室を借りて集まってたけど、夕方5時から始まって店が閉まる夜の11時まで。
それが毎週!


いったいなんでそんなに長いの?と思うけど、やる事や話し合う事がたくさんあり、すぐ時間は過ぎてしまう。








最初のミーティングでは、20名程人が集まった。
パワーポイントを使って、どうしてこのイベントを行うのかとかみんなでやる意味とか意義とかからの説明から始まった。


ちゃんとした会社のミーティングみたい!すごい。



しばらくそういうのから離れてたから、感動した。
やっぱみんな、普段はちゃんとした会社員なのね~。






私の役割、動く仕事とは、イベントのプロモーションの為に色んな場所に行ってズンバを教える事。



イベントを盛り上げるためにダンスチャレンジという企画があって、そのお手伝い。
日本人チームが浴衣で踊った、あれです。






それは突然来る。
「明日、ここでこのグループの動画撮るから、ズンバ教えに来て。」
という連絡がしょっちゅう入る。




お呼びがかかるとどこでも行きます。どこでも踊ります。
任せて、すぐ動けます。



色んな場所にスピーカーを持って行き、その場でズンバをリードして、ビデオを撮影した。
たくさんのチームに参加して欲しいから、協力してくれる人がいると聞けばどこにでも行った。





レイチェルのコネで、アラスカ警察も参加。女ポリス軍団も踊る。
これは楽しかった。
すごい迫力!!!




こんな風に動いていたが、時間が経つにつれ、手伝ってくれる人の数が減ってきた。
みんな、来ないの。
忙しいからと言って、仕事を断る人多数。





ボランティアだから。
お金もらってやってるわけじゃないし、情熱とか楽しさとかないと、続かない。





イベントの日が近づくにつれて、しないといけない事が増えて大変になり、そして手伝ってくれる人が減少した。
ミーティングにも人が集まらなくなってきた。




1ヶ月前なんて、集まったのは私入れて7人。
もう、この同じ7人が毎回来て働いてるパターンになってきた。







更にその上に、困った問題が発生!


サルサラウンジという、お酒も飲めてサルサを踊れる場所を会場の別のスタジオに設けたんだけど、そこに別の保険もかけないといけないのでは?という意見が出た。




調べてみるとその保険料が、1日で1500ドル!!



経費が既に、最初の見積もりよりもかなり増えているというのに、その上に$1500って。
これはピンチ。







サルサラウンジ、最初の予定には入ってなくて突然決まった。
みんなと相談する間もなくレイチェルとアナが話を進めちゃったけど、こんな落とし穴があったとは。









「大丈夫。それは保険かけなくても。何か問題があったら、私が責任持って全部被るから。」
と、切羽詰まったアナが言う。




大丈夫じゃないよ、アナ。何か起きて訴えられたら、破産するぐらいのお金を払わないといけなくなるよ。
アナ1人にそんな負担かけられないから。

もし保険を本当にかけなければいけなかったら、ここにいるみんなが少しづつお金出して協力するから。それで保険かけようよ。


1人で全部背負おうと思わないで。
ここにいるみんな、アナの味方だから。

アナにそう声かけて、みんなが頷く。






するとアナが泣き出した。

「これは私の夢だから。ここにいるみんなは私の夢に協力してくれてるのに、これ以上迷惑かけられない。」




そんなアナに、みんな笑顔で手を差し伸べる。

「アナ、もうあなた1人の夢じゃないんだよ、みんな同じ夢に向かっていってるんだよ。」


みんなもらい泣き。








そんな青春映画さながらの場面に出くわし、私は思った。


いよいよ、だ。
いよいよ本当にスポ根モノになってきた。



なんか、すごいわ。
すごいドラマだわ。

いったいこの先、どうなる事か。



ハリウッド映画なら、このピンチの後にいい事が起こってハッピーエンドを迎えるはず。










結局、色々調べてみて別の保険はかけなくてもいい事が分かった。


そしてこの件がキッカケとなり、 イベントを成功させたいという気持ちが断然強くなった。
少なくてもあの場にいた7人の結束力は高まった。

なんとかチケットを売って、赤字を逃れないと。


どうやったらもっと宣伝出来るんだろう。








ラジオでコマーシャルを流すのは?


聞いてみたら、それは$3000もかかるらしい。
ダメダメ、これ以上のお金はかけられない。




じゃあテレビは?


毎朝見ているローカルニュース番組で、イベントする人達が来て告知している。
あれならきっと、タダで宣伝出来る。あれにアナとレイチェルが出たら効果あるんじゃ…。






2人に提案してみたら、
「どうやったらテレビに出られるの?」
と逆に聞かれた。


知らない。メールとかしてみるとか?



そんな話しをしていた矢先、インストラクターのクリスタリーのズンバクラスに、キャスターのリズが来ていると知った。
そう!私が言ってるのは、その人の朝の番組だよ!




クリスタリーがリズに話すと、じゃあ、2日後の朝の番組に出てと話がとんとん拍子で進んだ。





すごい!思ったとおりに事が進んでいってる。





朝のTV局に5時集合で、無事にアナとレイチェルがTV出演。


ズンバの魅力を語りイベントの楽しさを話し、実際にスタジオで踊って生放送で流れた。

番組が終わった後は私もスタジオに合流して、キャスター達にズンバを教えダンスチャレンジの動画を撮らせてもらった。




毎朝、朝の用事をしながらこのTV見てたから、実際にスタジオに行ってみて感動したわ。




キャスターのリズ、めっちゃ可愛い人だった。
そしてアメリカ人なのに、細い!!この身体は有り得ないと思った。







夜のバーを回ってイベントのポスターを貼りまくるという活動もした。






その日はちょうど、バイキングナイト!
海賊の格好をした人達がバーに戯れるというイベントが行われていた。




そこに、ズンバ姿の私達3人。

酒も飲まずにズンバを踊りまくり、そして店にポスターを貼って次のバーへハシゴ。
夜の街になんて健全な私達!












これもめちゃめちゃ楽しかった。






夜の街には、色んな不思議な人達がいるのね〜。
そういう夜遊びは最近あまりしてないから、びっくり。


大笑いした。






チケットの売れ行きは、努力の甲斐あってその後伸びた。


でもまだ、黒字になるかは危ないところ。







そんな時に、またミラクルな事が起こった。


レイチェルが、ズンバのCEOのアルバート・パールマンとオンラインで会議する機会をもらったと言うのだ。










えーーーーー???

な、ななんで?なんでそんなすごい事に?


超びっくり。










アルバートパールマン、もちろん知ってるよ。
ズンバの経営者。

ズンバの社長じゃん?





ズンバインストラクターのライセンス取る時に、最初に教科書に出てきたよ。
ズンバは3人のベトによって作られたって…。








今やズンバは大企業。


ビジネスとして大成功。
世界中185カ国で1500万人もの愛好者がいると言われている。


ズンバのインストラクターも星の数ほどいるし、イベントもあちらこちらでやっている。それなのに、なぜこの弱小アラスカチームが、そのトップと直接話が出来るんだ?







なんとレイチェルのお兄さんがボストンに住んでる弁護士で、偶然にもアルバートと仕事をしているとか。


この大企業と仕事する弁護士、お兄さんってナニモノ?
お兄さんもすごくない?もしかして有名な弁護士なの??






っていうか、そんなすごいコネクションがある事を、なぜ今まで言わない?

でもレイチェルも最近まで知らなかったって。
「たまたま」お兄さんがズンバの会社と仕事してたって。




お兄さんがアルバートに、レイチェルがアラスカで頑張ってる話したら、話を聞いてもらえる機会をもらったって。






レイチェルは、このイベントに何かのサポートをお願いするつもりと、パワーポイントでアラスカのズンバについて資料を作ってた。



見せてもらったけど、その資料が面白い。ユーモアも入れて上手にまとめているし、とても分かりやすい資料。




アラスカは素晴らしい場所なんだけど、冬が長くて暗いので、たくさんの問題がある。

鬱の患者も多いし、それによってDVや自殺なんかの数も多い。
寒くて外で運動する機会も少なくて、肥満で不健康な人も多い





そこでズンバ!

ズンバをすると気持ちも明るくなるし健康になるし、友達増えるしいい事ばかり。
そんなアラスカのズンバを盛り上げるために、ぜひサポートを。








確かにそう。


私のクラスに来てくれてる人達だって、気持ちが明るくなった、鬱が改善されたと言う。そして痩せたという人が多い。


私だって、それは同じ。
精神的にも肉体的にも健康になるから続いてるし、それに10キロ以上痩せたからね。








その日はレイチェルの家で、フェイスタイムか何かで会議すると聞いた。
私はドキドキしながら結果を待っていた。




アルバートはとても優しくフレンドリーな人だったらしい。
そしてとても楽しい人だったとか。

アルバートは、レイチェルの話をよく聞いてくれて、分かったと言い、レイチェルがお願いした全ての物をズンバの会社から提供してくれると約束してくれた。





提供してくれた物とは…豪華ズンバクルーズカリブ海6日間の旅2名分様!それにズンバインストラクターになるためのトレーニングやズンバ服などなど、総額$5000相当の品々。




社長!太っ腹!!!!




この話を聞いた時、涙出たわ。

それどころか、高まる気持ちを収める事が出来ず、どうしたらいい?とレイチェルに聞くと、その夜の私のズンバクラスにアナとレイチェルが来てくれた。


クラス後に3人でお祝い。




レイチェル、よくやった!すごいよ、レイチェル!


まさに映画みたいな嘘みたいな話だよ。
ピンチからの、この巻き返し。



本部からのサポート受けるなんて、これ程心強い事はない。
私達がしてきた事は、まちがってなかった!








これを上手く使って、赤字を克服しよう。


このズンバ商品は、くじ引きの景品として使わせてもらった。
こんな豪華景品。お陰でくじはたくさん売れた。








結果としてイベントは、$1500の利益を得て終了。

$1500って少なく聞こえるかもしれないけど、私達にとっては万々歳。
赤字にならなかっただけでも助かった。

そしてそのお金を寄付出来たので、困ってる人達が助かったはず。





大成功よ、大成功!

誰も借金、被ってない。






ジェットコースターのように色々あって大変だったけど、イベントやってホント良かった。

全部終わってしまった今、あの日曜日の長いミーティングさえもなくて寂しい気分。










そんな事言ったら、また今年もやるよとアナ。

また大物呼んでイベントする、忙しくなるよとアナが張り切ってる。







分かった、またイベントに向けて一緒に頑張っていこう!

私達の青春ズンバ物語は、まだまだ続きそう。


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プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活20年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

月曜日 6pm~ Body Renew South
火曜日 6pm~ The Salvation Army Center
木曜日 12pm~ The Salvation Army Center



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*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
AKiroiro@gmail.com
まで。







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