スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鮭獲り


アラスカの夏は、サーモンの季節!
今年も鮭獲りに行ってきた。


昨年の経験上、鮭の捕獲にはディップネッティングという方法を取る事にしている。このディップネッティング、友人のくまさん曰く「鮭すくい」と表現するのが、一番近い。





金魚すくいではなく、鮭すくい。


こんな言葉、日本語にあるのか?




大きな鮭を、網ですくって獲る。
この網が、ハンパでなく大きい。軽く人間が入るぐらいの大きな網を使って、海から川に上ってくる鮭を狙う。
ディップネットが出来る場所も期間も時間も決められているので、みんな必死だ。その短い期間中に、1年分の鮭を獲らなくてはいけないのだから。




去年私達は、1日で41匹の鮭を獲った。(こちらが去年の様子。
その鮭はこの1年間、来客に振る舞ったり日本に持って帰ったり、毎日の食卓に出たりと大活躍した。
鮭が冷凍庫にないアラスカの生活は、もう考えられない。

今年もどうしても、鮭を獲らなければ!!





今年のアラスカの夏は、寒い。
それが理由か、鮭の入りも少ないと聞く。
ちなみにこのシーズン、アラスカの話題は鮭の事が中心。主婦の会話も、鮭がどの川に来てるとか週末に行ったのに、鮭が獲れなかったとかそんな感じだし、連日TVニュースでは今週末はキーナイに鮭が来るぞなどと、人の気持ちを煽る。



鮭の事を考えて気持ちが高ぶるものの、行くはずだった週末に急遽リーガンとムサシがフロリダに行く用事が出来たりして、なかなかキーナイ川が遠かった。そしてディップネットの期限の最週末に、ようやく鮭獲りに行ける事になった。



チャンスはこの週末のみ。天気予報では日曜日は雨が降るが、土曜日は晴れだと言っている。
金曜日の夜から行って、土曜日に鮭を獲るつもり。
土曜日だ。


この1日で、キメなければ。




闘志を燃やす私。


予定どおり金曜日の夜、3時間半かけてキーナイまで行き、浜辺でキャンプ。翌朝6時からのディップネットに備えていた。



しかし翌朝。
目覚めると、雨だった。




それから、ずーーーーーーっと雨。


雨で寒い。
寝袋から出たくないほど、寒い。
テントの窓から覗いてみるも、朝から水の中に入っている人も少なく鮭も来ていないようだ。



ニュースのうそつき...。


仕方がないのでそのまま休み、雨が小降りになってから、ようやくリーガンがごそごそと動き出した。



冷たい水の中に入るリーガン。

笑顔だけど、鮭は来ない。
そのまま3時間も、冷たい水の中にいる事になる。



雨の中でも子供達は、子供は元気。砂で楽しく遊んでいる。


「寒い。凍える。」
と震えて出てきたリーガンの代わりに、私が入った。
1時間、水の中でじっと待った。


そして来た。アタリだ。
網を持っている手がびくっと揺れた。

そのまま網を浜辺まで引きずり見ると、中に大きな紅鮭が入っていた。


それから私は、なんと3匹の鮭を獲ったのだ。
去年は2匹。今年は3匹。進歩しているぞ。

ちなみにこのリーガンが持っている鮭は、ハンピーと呼ばれるピンクサーモン。
アラスカではピンクサーモンなんて、犬しか食べないと言われているが、この鮭を昨夜食べたら美味しかった!



リーガンはと言うと、その後2時間水の中に入るも、小ぶりな鮭を一匹だけ。
あまりに寒くて、それ以上は水の中に入れなかった。



結局、この日の鮭は4匹。
と言うか、今年の鮭は、4匹だけ。




これでどうやって、アラスカの1年を過ごすの?




今年が不運なのか。
それとも、去年がラッキーだったのか?
帰ってまずリーガンと反省会をし、来年の鮭獲りの作戦を今から考えたのであった。


サーモン ディップネッティング


川下りから帰った同じ週末、友達のくまちゃんがディップネッティングに連れて行ってくれた。

ディップネッティングとは、大きな網で魚を捕まえること。
私達はくまちゃんに教えられたとおり、チェストウェイダーやディップネットを買って用意していたのだ。(ディップネットについて詳しくは、くまちゃんのディップネッティングのページを見て下さい。)


今まで魚釣りに行っても魚を釣った事がないメルモ家族。
それでも、網ですくうんならきっと獲れるんじゃないか。

いや、これだけお金をかけてるんだから、必ず鮭を獲らなければいけない!


川下りの疲れもまだ取れてないが、かなりの使命感に燃えて、キーナイリバーへと向かったのであった。




キーナイに着いて、ディップネッティング場を探した。前夜に出発したくまちゃんとは、トランシーバーで連絡を取り合う。
そこは、知らなければきっと行けない、ディップネッティングの看板も何も立っていない場所。

着いてびっくり。
今まで見た事もない景色が広がっていた。

すすす、すごいんですけど。
大きな網を持った人々がたくさん、川の中にきれいに並んでるよ。


なんだか興奮。
私も急いでウェイダーを着て、水の中に入ってみた。

水の中に入った途端、驚いた。
ウェイダーの中の空気が、全部吸い込まれる感じだ。
かなりのバキューム感。
なんなんだ、これは。

自分が真空パックにされてるよ。


水圧と戦いながら、大きな網を持って水の中に立つ。
簡単ではない。
しっかり立ってないと、流されそうな勢いだ。
そして網は、重くて持つだけで大変。
腕をプルプルさせながら、懸命に網を持つ。

これは、痩せるかもしれない。



くまちゃん&くまちゃん夫のネモト君にアドバイスをもらいながら、頑張った。
何人か、鮭が網に入り浜辺まで引きずっていってる人を羨ましく見詰めながら、ずっと網を持っていた。



結果その日は残念ながら、鮭は私の網には入ってくれなかった。







まさかの、収穫ゼロ。


くまちゃん夫婦は、前日と朝に、何匹かの鮭を獲っていた。
キャンプの用意をしていたけど、疲れていた私達は、たった3時間で諦めてしまった。


しょうがない。
また3時間半の道のりを、悲しい気持ちでアンカレッジまで帰っていったのだった。








そしてよく週末、リベンジ。

今度こそ、獲るよ。
川下りの疲れもすっかりとれたし、気合は充分。金曜の夜から浜辺でキャンプをしながらの、長丁場で挑戦だ。
夜の8時半、到着。
その日は約束してなかったが、やはり来ていたくまちゃんと浜場で会った。


リーガンがテントを張って用意している間の2時間、私が川に入って網を持つ。
でも、収穫はやっぱりゼロ。


寒くなったので、テントの中に入ってリーガンと交代。
テントの中から川にいるリーガンの様子を見ていると、10分くらいで何やら慌しい動きをしだした。
浜辺にいるくまちゃんに、ガッツポーズしている。



これはついに、獲ったか?

子供達と走って行ってみた。

リーガン、鮭ゲーーット!!

やった。ついにやったよ。
その後、制限時間までの15分の間に、2匹の鮭を獲ったのだった。



翌日も、リーガンは大漁。
朝からどんどん鮭を獲る。


私はというと、川に入っても、一匹も収穫がないままだった。





しかし、お昼頃。
リーガンがランチを買いに行ってる間、ついにきた。
びりびりと、網に鮭が入る感触。


必死になって浜辺まで網を引きずっていった。
とうとうやった!私も鮭ゲット!!


浜辺にいたくまちゃんが、気付いて私の所まで走ってきてくれた。


大騒ぎの私達。
まずは獲った鮭をワカーで、トドメをささなければいけない。

隣にいたお兄さんが、
「手伝おうか?」
と声をかけてくれた。


私が答える前にくまちゃんが、

「いいの。これは彼女の初めての鮭なの。
彼女が自分で全部処理するから!」

と、叫んでいた。






く、くまさん?
私は、お兄さんに手伝ってもらいたかったのに...。




「いいから早く。これ持って。」
と、くまちゃんに勢いよく棒を渡され、恐る恐るトライしてみる私。


叩こうとすると鮭は、砂浜を大きく飛び跳ねた。





ぎゃー。怖いって!!



大騒ぎしていた私達は、浜辺でも目立っていたようだ。
「魚を踏んで叩け。」
周りのみんなが、親切に教えてくれる。


怖い、怖い、怖い!!

ギャーギャー叫びながら、必死で叩く私。
そんな私の姿を写真まで撮る、くまさん。



「もう死んでるって。」
さっきのお兄さんから、ツッコミを入れられてしまった。





怖いのは、私か。



サーモンを一匹獲り終え、すっかり満足してもう川にも入らず椅子に座り、リーガンを待つ私。
一匹獲ったから、もういい。大満足。帰ってもいいくらいだよ。




買い物から帰ってきたリーガンは、その鮭を見て、やったやったと喜んでくれた。
しかし、その後リーガンが川に入ったら鮭がたくさんやって来て、休む間もないくらい次々と鮭が獲れた。

どんどん溜まる、リーガンが獲った鮭。

島出身なのに、魚の切り身しか触れない私。
「私は魚を捌けない。リーガン、自分で処理してよ。」
そう言っていたのに、必要に迫られて、浜辺で鮭の頭を落とし、内臓を取り出す処理をした。

ずっとした。
泣きながらした。




もうこれは、趣味を超えてるよ。
鮭、怖い。
アラスカ恐るべし。




結局収穫は、鮭40匹。
そのうち私2匹、リーガンが38匹。



どんどん獲れる鮭を目の前にして、リーガンがつい言ってしまった一言。
「メルモ、2匹だけ?俺がいない間、いったい何してたの。」




がーーん。

私が最初に獲った鮭を、あんなに喜んでくれたリーガンはどこに?



家に帰ってからも、魚処理は続く。
切り身にし、真空パックにし、スモークサーモンにし。
毎日夜中の2時まで、作業に追われる私達。


アラスカのサーモン作業。
本当に、趣味を超えてます。
まだまだアラスカには、驚かされてるな。


プロフィール

Nami

Author:Nami

アラスカ在住。

アメリカ生活20年。(いつの間にか)
99年に島根県隠岐の島で知り合ったアメリカ人リーガンと結婚し、テキサス移住。
2006年に夫の思い付きでまさかのアラスカお引越し。
息子は2人。(ムサシ&アラシ)
アンカレッジの山の家に住んでます。

夏はアウトドアで遊び、冬はひたすらジムに通う。
現在は、釣りとズンバに夢中。


「心も身体も健康に。毎日ハッピー」が私のテーマ



*ズンバインストラクター
アンカレッジでズンバクラスをしてます。ぜひ参加して下さい!
初心者大歓迎。

月曜日 6pm~ Body Renew South
火曜日 6pm~ The Salvation Army Center
木曜日 12pm~ The Salvation Army Center



ズンバのページ






*西邨マユミ アラスカ支部マネージャー
アラスカでプチマクロお料理教室してます。お仕事の依頼は
AKiroiro@gmail.com
まで。







ブログの感想など、メールしてもらうと嬉しいです。
AKiroiro@gmail.com



ブログに掲載されている文章や写真の無断転載はお断りしています。
ご使用になりたい方はお問い合わせ下さい。

最新記事
インスタグラム
カテゴリ

● アラスカで外遊び






● アラスカのお祭り

● お家で趣味










最新コメント
検索ぷらす
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09 
*
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。